刺青の文化や歴史から
「入れ墨」と「タトゥー(TATTOO)」「刺青」が同じものであるということは多くの方が認識していらっしゃるはずです。
しかし、その歴史についてはどうでしょうか?
日本では縄文、弥生時代からその存在が確認されています。
それほど歴史が深い、いわば文化と言ってもいい風習なのです。
呼称がさまざまなパターンに分かれているのも来歴に理由があります。
大陸の歴史書を根拠として「入れ墨」「刺青」は刑罰かどうかで使い分けるとする説が有力です。
刑罰としての刺青にも複数の名前がある
刑罰としての「刺青(タトゥー)」は、日本で生まれた風習というよりも大陸から伝わったものと考えられます。
そのため呼称も歴史書に由来しているわけです。中国の歴史書には刑罰としての刺青(タトゥー)にも複数の名称があります。
「黥(げい)」「箚(とう)」「文身(ぶんしん)」「箚青(“とうせい”あるいは“さっせい”表記も“劄青”“剳青”とも)」などの記載があります。
また、ほくろのように小さな刺青は「入墨子」「入痣」などと言い、罪人を見分ける重要な目印になっていたのだとか。当時は刺青の種類によってその罪人が犯した罪の内容まで判別できたそうです。
マイナスイメージの強い刺青(タトゥー)。
すでに身に施してしまった。後悔しているという方も少なくないでしょう。
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