刺青（タトゥー）に寛容？厳しい？アメリカの実態
「攻撃的な肉体改造」という表現があります。
アメリカで「刺青（タトゥー）をはじめとした行為」に一定の歯止めをかけるべく導入された規制の内容に盛り込まれた文言です。
衣服で隠れないような刺青（タトゥー）や、例えばスプリットタンなどのような行為をした者については雇用しない企業はアメリカでも多く、雇用契約後にそうした攻撃的な肉体改造を行った事実が判明すれば強制解雇も辞さないといいます。
上級将校と下士官で異なる刺青（タトゥー）規制
2016年に報道されたアメリカ海兵隊の新たな刺青（タトゥー）規制は、要点をまとめると「刺青を入れてもいい箇所の限定」と、「入れてもいい個数の制限」でした。
基本的に衣服で隠れない部位の刺青は制限されることになったのですが、上級将校と下士官で規制の厳しさが異なった点にも注目が集まりました。
上級将校は衣類で隠れる部分であっても刺青を入れていい個数は４つ程度まで。
これに対し、下士官には個数の制限は与えられなかったのです。
あるアメリカ人は「刺青（タトゥー）を入れているのは労働者階級だ」と言います。
上級職か下級職かで規制のレベルが異なるというのは、その象徴的な出来事になるのかもしれません。
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