生活と結びつく芸術
日本で「芸術」「アート」という言葉が生まれたのは明治期だとされています。
それまでにも日本画や工芸など、海外で芸術と捉えられる領域は発達していたものの、日常生活と密接に結びついたこれらの技術は決して高く評価されていませんでした。
その証拠に、浮世絵などの職人は非常に安い給与で働いていたそうです。
文明開化とともに西洋文化が流入し、文化的に高い水準を目指すには「芸術(アート)」の分野でも発展していかなければならない。
このような思考から、日常的な庶民の生活から芸術が切り離されていくようになったのでしょう。
国として芸術家の育成を奨励するようにもなりました。国公立の芸術大学が設立されたのがその証拠です。
アートは保護される。ではタトゥーはどうなのか
タトゥーは「生きた芸術」だという人々がいます。
しかし、芸術大学の科目にタトゥーはありません。
また、「生きた芸術」だという主張に対しても指摘する声が上がっています。
芸術は誰もが平等に接することができるものでなければならない、生きた人間の肌にしか施せないタトゥーは不変のものではなく、特定の人々が自己を主張する手段にしかなっていない、それゆえにタトゥーはアートではない、というのです。
一方で、海外では日本の和彫りを「固有の美」として称賛する意見も目立ちます。
表現は個人の自由であり、タトゥーは自己主張の手段、つまりは「表現」です。
技術としてある流れが保存されるか、途切れるか、この問題の行く末は「表現」にかかわるすべての人々の在り方にかかっていると考えていいでしょう。
強い自己主張によって社会生活に支障をきたすことがあります。もしタトゥーで人生に困難を感じたなら、ぜひ当院にご相談いただきたいと思います。
タトゥー除去なら千葉中央美容形成クリニックへ!
千葉中央美容形成クリニックはタトゥー除去で多くの実績があります。
除去手術の種類はレーザー・剥削(ハクサク)・切除などです。
タトゥー除去は、使用したインクの種類や、色素がどこまで深く入っているかといった要素によっておすすめする手法が異なります。
一度の治療で除去が可能なデュアルレーザー治療も承っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。